寿司の食べ放題は果たして得なのか
皆様は握り寿司いくつ食べたら満足しますか?
40、いや50、はたまた30でギブアップでしょうか??
その寿司のクオリティやその日の体調によってもいくつで満足するかはきっと変わるでしょう。
といいますか僕知らなかったのですが、
握り寿司を数える単位、「1貫(かん)」って、2つ分を指すらしいじゃないですか。
つまり1貫で2個、2貫で4個、10貫で20個、という計算になるようです。
寿司用語としての「貫」は元来、「数量(個数)」ではなく、
おおよその「質量(分量)」を表す単位として用いられ、
相当分量は「1貫」あたり約40~50g前後で現在の標準的な握り寿司の「2個分程度」であり、「握り2個」で「1貫」と数える、と。。
通常、1個の場合は「半貫」と数えるが、「1貫(約2個分)」の大きさを満たす場合に限り「1個」でも「1貫」と、数える場合もある、と。。。
なんとも難しいですな。
しかしながら僕は完全に1個=1貫だと思っていたので、かなり目から鱗です。
今回は寿司の話をしようと思っているのですが、
単位がごっちゃになってよくわからなくなる可能性がありますので、
「個」で書かせていただきます。物理的な「数」ですね。
さて、先日自分たちへのご褒美的に、
ちょっと高級な寿司食べ放題のお店「雛鮨 (新宿アイランドタワー)」に行ったわけです。
こちら、食べ放題か通常メニューが選べるのですが、だいたいいつも食べ放題プランを選択します。
およそ4,000円で2時間、寿司が食べ放題なわけで、ウニやらイクラやら中トロやらカニやら、 割と高級ネタも含まれております。
土曜夜だったというのもあり、結構店が混んでおりまして、
20分ほど待ってからの入店、かつ結構やかましい状況での食べ放題スタートでございます。
紙に何をいくつ食べたいか書いてオーダーするシステムでして、
一度に20個まで注文することができるわけです。
もちろん最初は勢いよくスタートしますよね。
やはり安い回転寿司とは違って、美味しいです。
ネタも割と新鮮ですし、自然と笑みがこぼれる寿司マジックにかかった様な、快
調な滑り出しでございます。
ひとまず食べたいもの7個食べまして、少し満足、さすがにまだ食べられます。
では2回戦。
先ほどとはまたひと味違ったラインナップで、地味ながらも定番を攻めてみました。
一気に10個まとめて注文、店は混んでいるので、
注文してから体感10〜15分くらいの待ち時間があります。
その間に第一タームのシャリが膨張をはじめるわけです。
でもまだ限界とはほど遠く、勢いも全然ありまして、ぱくぱく食べ始めました。
やはり定番、安定の美味さですが、
食べ放題というものは自分との戦いでもあるので、自ずと食べるペースがあがります。
貧乏根性がどうしても出て、時間内に元を取らないと損をするのでは?
という葛藤から、 だんだん食事を楽しむというより、
レースのようになってきます。
2回戦の後半はもうそういうモードに突入し、
こちら食べ終わったときにはもう、 結構な満腹感と、
いやまだこんなもんじゃ絶対に元取れるわけない、
という、 変な焦りが同居し、駄目な感じになってしまいました。
しかし、まだ食べるぞ!食べねば!
1,2回戦で特別美味しかったと感じたもの+真新しい巻物なんかを7個オーダーしてみました。
もちろんまた待ち時間があり、その間にシャリは膨張を続けます。
テーブルに運ばれて来たときにはもう、僕にこいつらを笑顔で受け入れる力は残されていませんでした。
無理矢理7個食べ、ギブアップ。
結果、24個で限界。
4,000÷24=およそ167円。
握り寿司ひとつ167円という計算です。
これが安いのか高いのかよくわかりませんが、
満足感というよりは無理矢理の満腹感だけが残った感じと、
なぜか若干の敗北感も残る、という謎の気持ちになりました。
なので、僕にとっては寿司の食べ放題はあんまり「お得感」ないですな。
ですが、ものすごい食べる強者にとっては夢のドリームのような場所ですので是非とも挑戦あれ。
チャオ