温州大饅頭

買い物したり、美味いものを食べたり、ギターを弾いたり、楽しい場所に行ったり。

肉燥(バーソー)つくってみた

台湾(詳しくはこちら)の興奮冷めやらぬ最近ですが、

やはりそう頻繁に渡台できるほど時間とお金に余裕があるわけではないので、

身近に台湾を感じるにはおうしたらいいんだろうと試行錯誤しています。

 

 

台湾の魅力はやっぱり美味しいご飯なので、

せめて家でそれが再現できれば、と思い色々調べていたところ、

肉燥(バーソー)という肉味噌の存在を知りまして、

めんどくさそうではあるのですが、トライしてみることにしました。

 

肉燥(バーソー)ってなんぞやという話ですが、

すごく簡単に言うと、台湾風の「そぼろ」です。

台湾の家庭的な味(台湾ではあまり家で料理をしない、と聞いた事がありますが)、

のようで何にでも合い、そして超絶に美味い、

という、 魔法のそぼろです。 ご

飯や麺に少量かけるとマジックが起こる、そんなそぼろです。

 

僕は料理初心者ですが、

ネットで色々調べてなんとなくの平均をとったレシピはこちらです。

 

 

・薄切り豚バラ・・・約300g

・長ネギ・・・4本

・ショウガ・・・1かけ

・ニンニク・・・1かけ

・醤油・・・150cc

・料理酒・・・150cc

ゴマ油・・・少々

甜麺醤・・・大さじ1

 

結構ネギつかいます。

そして割とコストかかります。

高級保存食です!

 

1, 材料を切って、細かくします。

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どうやらポイントは最初から挽肉を使うよりも、

自分で豚バラを細かくし、叩いて、少し粗いものを用意することのようだったので、

頑張って細かくしました。

これはなかなか骨が折れる、

そして最終的にもうちょっと細かくしたほうがよかった、と思ってしまったので、

肉屋に頼んでミンチにしてもらうのが得策かもしれません。

 

ネギもひたすら小口切りにしていきます。

ニンニク、ショウガもみじん切りです。

そうただひたすらに。

 

僕はこれだけで1時間くらいかかりました。。

 

2, ネギを炒めます、ひたすらに。

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まずはフライパンにごま油を適量入れ、ショウガ・ニンニクを炒めます。

いい感じのところで大量のネギを投入。

 

このネギがいわゆるアメ色になり、少し粘り気が出てくるまで弱火で炒めます。

焦がさない様に常にかき混ぜながらネギをじっくりと炒めるんです。

 

その間およそ1時間。

 

先ほど材料を切り刻んですでに疲労に色が見え隠れしていた僕ですが、

このネギ炒め1時間はかなりこたえました。

 

普段座り仕事の僕なので、筋肉痛のレベルです。

 

その成果がこちら。

 

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見事なアメ色に。

 

3, 肉を投入し、煮込んでいく

ネギがいい感じになったので、まずは細かくした豚バラをフライパンにぶっこみます。

そして、醤油、料理酒を1:1くらいの割合で流し込み、

甜麺醤を大さじ1くらい入れます。

蜂蜜を入れるというレシピもあったのですが、我が家には蜂蜜が無く、

冷蔵庫に甜麺醤が眠っていたのでそれで代用しました。

少し甘味とトロみ?が必要なんでしょうな。

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結構じゃぶじゃぶになるので、これをグツグツと煮込んでいきます。

大体水気が飛ぶまで煮込むとのことでしたので、

20分弱くらいやっていたでしょうか。素敵な香りが室内を包みます。

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だいぶ煮詰まりました。

うま味がギュっと凝縮され、無敵のそぼろが完成しました。

パチパチパチ・・・疲れた。。

 

4, 実食

ご飯にかけても麺にかけても美味いと称される肉燥(バーソー)。

どうしてくれようかと悩みましたが、

まずは麺にのせて、台湾の乾麺風にしてみました。

 

タレのベースはネギ油、醤油、酢。

ゆでた中華麺をタレがしかれた器に盛り、

上から茹でモヤシ、肉燥(バーソー)をトッピング。

仕上げに揚げタマネギとパクチーを振りかけて出来上がり。

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見た目のバランスもなかなかグッド。

肝心のお味は・・引くくらい美味い。。

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かき回してまぜまぜして食します。

多分この肉燥(バーソー)があれば、

台湾で食べた麺のいくつかはなんとなく再現できるはずです。

 

多少の手間はかかりますが、

料理慣れしている人はもっと効率化できるのではないか、

と自分の段取りの悪さに反省しておりますが、

それなりの手間をかけるとやっぱり美味しいものができあがるなあと自己満足。

 

妻にも美味しい!と言ってもらえて嬉しかったです。

 

これでしばらくは台湾めしが家で楽しめそう!

 

チャオ!