シュウマイを食べてみた
僕も結構いい歳になってきましたが、まあとあることをきっかけに、
これまでシュウマイを忌み嫌っておりました。
嫌いな食べ物の欄に「シュウマイ」と書かれるとなかなかインパクトもあるし、自分でも面白いと思っていた節があって、
このステータスを割と気に入っていた感がありました。
しかしながら、小籠包やら餃子やらは大好物なので、
周りからはそれが食べられてシュウマイ食べられないのはおかしい、と散々言われてきました。
でも嫌いだったのは事実で、
嫌いというかある種トラウマ的な出来事、ただ単に幼き頃シュウマイ食べて吐いてしまったときすげー苦しかった、
という記憶が残っているので食べたくない、という事実があったのです。
自分の中で今年は「駄目だったものを駄目じゃなくするYEAR」と意気込んでいたので、
こりゃシュウマイ嫌いを豪語するのもそろそろ潮時かなと思い、トライしてみようと思った次第であります。
やっぱり人間の思い込みというのは強烈でして、
「食べられない」と思っていると、シュウマイと真剣に向き合うことすらできないんですね。
なので、ちょっとずつ思考を変えていって、まずはシュウマイを味わってみることからはじめてみました。
不思議なものです。
あの肉々しさを嫌っていたはずなのに、しっかり向き合うと、
これは旨味以外の何者ではないと気付けるようになったのです。
かつ、できたて熱々のジューシーシュウマイをハフハフ言いながら食べる事の素晴らしさを理解できるようになったのです。
そうなってくると、シュウマイが食べたくて仕方なくなってくるわけです。
先日、人生ではじめて「シュウマイ定食」とやらを注文して食べてみました。
ウマい。。ご飯ともすごくあう。。
なんでしょう、この成熟しきった現代シティに暮らす庶民として、最近味わう事のない感動(未知なる食べ物に遭遇)を、
まさかシュウマイから味わえるとは思ってもいませんでした。
この背景には実は「台湾」があります。
現地で食べた飲茶たちがどれもすごく美味しくて、シュウマイももしかしたら美味しいんじゃないか?と、
もし美味しいのであれば、変なトラウマを背負って生き続けることに意味があるのだろうか、トライした方がいいのではないか、と。
僕の読みは当たっていました。シュウマイがこんなに美味しいとは。
駄目だったものを駄目じゃなくする。
この行為にこそ、未来があるんじゃないかな〜と、シュウマイを通じて勉強させてもらいました。
シュウマイ、黒酢もばっちりハマります。
※取り急ぎシュウマイの画像がなかったから、まさか「シュウマイ」っていうキーワードでフリー画像ないよな〜、